訃報
蜷川さんが亡くなられてしまった
初めて剛クンが蜷川さんに会ったときに
『ジャニーズでは珍しいタイプだよね。今まで大変だっただろう?』と言葉をかけてくれた…と知った時ビックリしました。
その後も
『森田君の武器は疎外感。世間との疎外感背を体の中に持っていること
この現実社会の中に自分の居場所がない
あるフリをしても体が正直に「居場所がない」と言ってしまっている
それは得難いキャラクター
世の中の機嫌をとって、気に入られようと順応していく若者たちはたくさんいます。そっちの方が楽だからね
でも森田君は、ある状況における疎外感を肉体レベルで持っていて、それが“10代の反抗”のように一時的なものでなくいくつになっても失せない所が貴重』
『森田君みたいなタイプは、生きていくのに便利じゃない。人当たりが良ければスムーズに行くところを無駄につまずいたりして
強い所は強いけれど、詩人みたいな神経がある。だから何か言う時は、こっちも気をつけないといけないと思うんだ』
『理解力が凄い高い。理屈が表に出ない演技をするからいい。そういう直観的なセンス、言語になる以前の状態をちゃんと抱え続けている能力は持っている人がすごく少ない
最先端を行く人間はどうしたって孤独だろうけど、あなたは凄く大事な位置にいるんだよ
だから絶対成功させなきゃいけない、俺たちのような立場の人間がね
森田君の後に続く人のために“こういうキャラクターでもここまで行ける”という道を拓いていかないと』
その後も確か『森田君の為なら何でもしたいと考えている』というようなことを読んだ覚えがあります。
なかなか世間には伝わりずらく誤解すら受けていそうな剛クンの本質を見抜いてくれて、剛クンの才能を引き出してくれた方だと思います
剛クンのコメント
「『血は立ったまま眠っている』で初めてご一緒させてもらったとき、『やっと会えたね』と優しく握手してくれました
舞台初日前には『他の人に何を言われても俺が責任とってやる』と言ってくれました。だから舞台に立つことが怖くなかったですし、この人のためにやりたいと思いました
『馬鹿野郎、変態』と言われながら、沢山の愛情をいただきました。
もう一回会いたかった
謹んでお悔やみ申し上げます」
『やっと会えたね』…なんて心にしみる甘い言葉なんだろう
『馬鹿野郎、変態』…なんてほめ言葉なんだろう
『もう一回会いたかった』…素直な素直な気持ちだよね
ご冥福をお祈りいたします